犬と共に美しく暮らすために

犬が家族と楽しく行動するために、私たちはどのように犬に接すればいいのでしょうか?
犬の選び方から、トイレのしつけなど、日常の生活で必要な内容を紹介します

目次

  • 1. あなたの犬が必要とすることを、満たしてやることが大切です
  • 2. 自分にあった犬を選ぶこと
  • 3. 犬のために環境を整える
  • 4. トイレのしつけ
  • 5. 犬を部屋に馴らす
  • 6. 犬と遊びましょう
  • 7. 犬の性格を知る
  • 8. 噛んでいい物とダメな物を犬に理解させる方法
  • 9. 犬を外に馴らす

1. あなたの犬が必要とすることを、満たしてやることが大切です

  • 犬がおなかがすいたら食事を与え
  • トイレの場所を与え
  • 外を歩き回ったり、走り回ったり、探したり、匂いをかいだりさせ
  • スキンシップし、話し掛け、心地よくしてやり
  • 犬をつながず、好きなところにいさせてやり
  • その犬が必要とするだけの運動や遊びをさせてやりましょう

2. 自分にあった犬を選ぶこと

もうすでにあなたに犬がいる場合は必要ない項目ですが、犬を飼う上でとても大切なことです。

あなたの性格と生活のペースにあう犬種が、必ずいることを知っていますか? そのような犬を選ぶと、比較的容易におとなしくなります。 おとなしくしてよく言うことを聞く犬は、一緒にいて楽しいし、どこにでも連れて行けます。皆に愛される犬と一緒にいると、心が休まります。

自分の性格に合わない、難しい犬種をどうしても飼いたい場合は、繁殖者に小さくて、おとなしく、人によくなれる雌を選んでもらいます。 そして犬の訓練を人に教えることのできる訓練士に、犬をコントロールできるようになるまで見てもらうことが必要です。 長い間手間がかかりますが、そのうちに飼い方が上手になり、犬も落ち着き、良い家族の一員になります。

一般的な自分の性格に合う犬はどのような犬でしょうか?

  • 1.家の中で静かに本を読んでいるのが好き。犬に手をかける時間がない人は;
    • シーズー
    • パグ
    • キャバリア etc
  • 2.活動的で、アウトドアが好き。犬といつも一緒にいられる人は;
    • ラブラドール・レトリバー
    • ゴールデン・レトリバー
    • テリア etc
  • 3.下記の犬種は運動量が多く、攻撃的な面を持っているので、家の中で飼うには難しい犬種です。犬を飼い慣れていて、時間のある人にお勧めします;
    • ボーダコリー
    • シェパード
    • ジャック・ラッセル・テリア
    • 日本犬 etc

あなたに合う犬が決まったら、犬をどこで手に入れるかを慎重に考えてください。 ペットショップ、ブリーダーなどどこで選ぶにしても、ケージの中に犬を一日中入れてあるようなところでは、買わないでください。 犬の寝場所を見ても、ケージのほかにサークルがあり、トイレシートはサークルの中に置いてあり、のびのび遊べるような環境にいる犬でなければなりません。 よく手をかけてもらっている幸せな犬を選びましょう。

捨てられていた犬の里親になるのも素敵なことです。しかし犬の心のケアをしながら飼うことが必要なので、犬の飼育に知識のある人が適切です。 未経験の人は、専門家のアドバイスを受けながら飼いましょう。

3. 犬のために環境を整える

さてあなたの犬が家に来る前までに、犬を飼う環境を整えます。 新しい犬は、3ヶ月ほどは誰かが常に側にいて、面倒をみることが必要です。 あなたは最初は犬と一緒に寝てあげるといいですが、だんだん1匹で寝るようにさせることが大切です。 犬はいろいろな問題を、自分で解決する能力があります。 犬が落ち着くまではこまめに面倒をみますが、少しずつ手を抜き、留守番、知らないところで静かに泊まることが出来るようにします。

  • 犬にいい環境はリビングにサークルを置き、その中にケージを置くのが一般的です。ケージの大きさは、その犬が成犬になった時の大きさのものです。 ケージは犬の寝場所であり、リラックスできる場所です。リビングに犬を置くことは、常に犬に目をかけて、犬が必要としていることを満たしてあげることです。 犬が家の中で静かに落ち着いて、人が困ることをしなくなったら、ケージは片付けてしまってもいいです。その場合犬の居場所にマットを敷いておきましょう。 犬が少々汚れていても、犬はマットにいるので家の中が汚れません。 来客がきたため、犬にうろうろしてもらいたくない時も、「マット」と指示すると、そこにじっとしていられるようにすると便利です。
  • 子犬であればリビングの中に囲いを作り、犬が出てこないようにするのもいいです。そこの中にもケージを入れます。
  • どうしても犬を外で飼うつもりなら、犬がでないように垣根に金網をしっかり張りましょう。 3ヶ月は犬の側にいてあげる必要がありますから、飼い主も一日犬と一緒に外で過ごす覚悟がいります。 小屋やケージはリビングから見えるところに置きます。しかし人が出入りする場所は犬が休めないので避けてください。
  • しつけの出来ている成犬の里親になった場合は、その犬が新しい環境に慣れて、リラックスするまで犬の側にいてあげます。

4. トイレのしつけ

あなたの家に犬が来たら、犬がどこにトイレを決めるかを観察します。犬は、寝床を清潔に保ちたい、という習性があります。ですからケージにペット・シートを置くのはやめましょう。

  • サークルや犬用に仕切った場所全部に新聞紙を敷きます。そして犬が排尿する場所が決まったようであれば、そこにペット・シートを敷きます。もしシートを噛むようでしたら、別途にシートを噛まないしつけをします。
  • 庭でトイレをさせるようにするには、2‐4ヶ月の犬なら1‐2時間ごとに、庭に連れ出します。

トイレのしつけで大事なことは

  • 犬がサークルなどの中で排尿がすむまで、サークルなどの外に出さないこと。
  • 子犬の場合は、寝て起きた犬がトイレをしたらサークルから出し、遊んでやります。1時間くらいたったらサークルの中に入れます。そしてトイレをしたら、また部屋に出します。こまめに出したり入れたりを繰り返しながら、犬がトイレをペットシートの上にするようにします。
  • トイレが済んでいない犬を部屋に出し、「おしっこはないの?」と犬を追い掛け回さないでください。そうすると飼い主が犬を呼んでも来なくなります。
  • サークルの外でトイレしてしまっても、犬を怒ったりしないことです。知らんふりしてそのことを気にしないことです。トイレのしつけは叱ったから上手に出来ることではありません。犬に効果がないときは叱らないことです。
  • 犬がトイレをしているとき、チーチー、シーシー、トイレ、などと犬に声をかけます。そのうちシーシーなどと言うとトイレをするようになります。犬を車に乗せる前や、建物の中に入る前に、犬をトイレが出来る場所に連れて行って、声をかけるとすぐにトイレをしてくれると便利です。

5. 犬を部屋に馴らす

新しく来た犬は、犬にとって危険なもののない場所にいさせます。家の中で自由にさせる前に、家の中のルールに馴らすトレーニングをすれば、犬を叱ったり捕まえるために追い掛け回されないので、犬は人に呼ばれたら来るようになります。

犬を特定の部屋に入らなくするトレーニング

  • 犬にリードをつけておきます。長さはその時々で変えます。
  • 畳の部屋で犬が入ってほしくない場合に、犬が入ろうとしたとき、犬についているリードを強く引き犬を入れません。
  • リードを緩めても犬が入らなかったらほめてご褒美を与えます。
  • 以上を毎朝晩します。1回につき犬がリードを緩めても、部屋に入らなくなるまで繰り返しましょう。大抵すぐに犬は理解します。上手にいかないときは専門家に相談しましょう。

6. 犬と遊びましょう

犬はほんの少しの時間しか集中しません。遊びも1‐2分で飽きてしまいます。
ちょっとだけあなたは犬に付き合ってください。 犬は楽しくしてくれる人が好きですし、遊ぶと素直になります。

  • あなたの犬がサークルの中でトイレをしたら、2メートルくらいの長さのリードをつけて犬を部屋に出します。
  • そして犬が気に入りそうなおもちゃ(ぬいぐるみ、ボールなど)に紐をつけて揺すり、犬に飛びつかせて遊ばせます。犬はくわえて振り回して遊ぶでしょう。
  • 犬がおもちゃを放したら、おもちゃにつけてある紐を引いて動かします。
  • 犬が疲れたか、飽きたりして、静かになっても、あなたはしばらくその場から動かず、犬と一緒にいてください。
  • そうすると犬はあなたを遊んでくれて側にいてくれると信頼します。
  • 犬に必要な運動が十分であれば、いつの間にか犬は落ち着いて静かに部屋で過ごせるようになります。

7. 犬の性格を知る

遊んだ後の犬を観察すると、その犬の性格がわかります。それによって散歩の量を決めます。

  • 犬はそのままずうっと静かにしている。
    • 散歩は朝夕、30分くらいで犬は満足するでしょう。
  • 犬はすぐに立ち直り、遊びを探しているが、前のおもちゃは飽きてしまった。
    • 散歩は朝夕1時間くらいが必要。
  • 飽きることなく遊んだり、興味のあるものを絶えず見つけて追いかけている犬は、どのくらいの時間遊んだら静かになるのかを観察する。
    • そのように活発な犬は、フリスビー・アジリティーなどのドッグ・スポーツに向いている。散歩は朝晩それぞれに1時間以上必要。また歩くだけでなく、広い場所に連れて行きボールやおもちゃを追いかけさせたり、ひっぱりっこなどをするとよい。

8. 噛んで良い物とダメな物を犬に理解させる方法

犬に「あれダメ、これダメ」と追い掛け回すと、犬を呼んでも来なくなります。また犬が人の側に来ても、手を出すと犬はさっと身をかわして逃げるようになります。新しく来た犬があなたに心を開くまで、「ダメ」「イケナイ」「ヤメナサイ」などと禁止する言葉を言わないでください。

  • あなたと遊んでいた犬が飽きて、近くの家具を噛んだときは、リードをすぐさま引いて、犬をそこから離します。リードを引くとき何も言わないでください。
  • 犬が引っ張られて家具から離れたら、「ソウソウ、ヨシヨシ」と優しい声をかけ、おもちゃを振って犬に興味を持たせ、犬がそれをくわえたらほめます。
  • 家具を噛まなくなるまで続けます。5‐6回は続けてください。何度もそうしているうちに家具は噛んではいけない、おもちゃは噛んでいいと犬自身が理解します。
  • テリア、ラブラドールなどタフな犬は、以上の方法ではうまくいかないかもしれません。そのときは家具を噛んだら、犬の鼻をパチンと手ではたいてビックリさせます。噛んでいる犬のお尻をつかんでもいいでしょう。そのときあなたは声を出してはいけません。黙って静かにこっそりやります。
  • 犬が噛んでいたものを離したら、「ソウソウ、いい子だね!」と甲高い声でよくほめます。あなたが声を出すのはほめるときだけです。
  • 今はあなたの犬を自分になつかせる時なので、叱ったり禁止したりする恐い声は出しません。 犬はまだ何も知らないので、犬のすることは、人にとってほとんどダメなことです。 ダメダメと犬に言っていると、犬はあなたが呼んでも来なくなります。
  • 犬がビックリして噛んでいけないものを離したら、すかさずおもちゃを振りながら犬に見せます。 犬がおもちゃに飛びついて噛んだら、先ほどと同じように「ソウソウ、イイコ、イイコ」とほめます。 噛んでいいときは褒められ、ダメな時は犬がビックリする嫌なことが起きると犬に思わせます。
  • ペット・シートやマットも同じようにして、噛むと不愉快なことが起きることで、犬に違いを理解させていきます。
  • 犬に噛んではいけないものがあることを教えるような時は、犬に嫌な思いをさせるので、犬があなたを十分好きになっていることが大切です。 そうするとあなたが犬にしたことを素直に理解します。あなたは犬が近寄ってきたら、いつも優しい声で「ヨシヨシ、イイコ、イイコ」と言います。
  • 犬がそばに寄ってきたら、あなたは座って犬のわき腹を優しくなぜてやります。そのとき、犬を抱き上げないでください。犬は急に四足が地面から離れるので、恐い思いをします。でも犬が自ら、あなたのひざに乗ってきたときは、優しくだっこし、なぜましょう。
  • 多くの人が犬の頭をなぜますが、犬はあまり心地よくないようで、近寄らなくなる犬が多くいます。 出来れば首の下とかわき腹の方がいいでしょう。
  • あなたの犬は優しい声に安心し、心地よくなぜられることで落ち着きます。 聞く耳をもたない犬に、何かを教えることは難しいことですが、あなたの犬はあなたと目が合うと、 いつでも撫ぜてもらおうと近寄ってくるようになれば、素直にあなたのすることを受け入れてくれます。

9. 犬を外に馴らす

犬を家の外に連れ出しましょう。 まだ幼い子犬で、予防注射をしていないため外に出せない場合も、犬を抱いて外に出て、家の外の様々なものを見せることが大切です。

  • あなたの犬に首輪と3メートルの長さのリードをつけます。
  • 家の外に出す時、犬につけたリードを短く持ち「マテ」と言い、玄関のドアを開けたら「よし」と言って犬と一緒に出します。リードの長さはそのまま短くしておき、犬に「待て」と指示して戸を閉めます。
  • 最初に犬がトイレをしていい場所に行きます。
  • 庭などトイレをしていい場所に行ったら、あなたは犬の側に座り、犬の様子を観察します。犬から目を離さないでください。犬は自分の周りで自由にさせておきます。花壇を荒らしたりするようであれば、リードを少し短く持ち、場所を変えて、犬の注意を他に向けます。犬はそちらこちらの匂いをかいだり、トイレをしたり、穴を掘ったり、虫や葉っぱを食べたりするでしょう。できるだけ犬の行動を止めないで、何をするか見ていましょう。
  • 犬があなたの周りに来たら、優しい声をかけましょう。また犬が都合の悪いことをしても「ダメ」と言うのではなくて「さあ、行こう!」と犬を誘導して、別の場所に連れて行きます。たいていの人は、「ダメダメ・・・」と口うるさいですが、そうすると犬は呼んでも来なくなります。そんな些細なことが犬に影響するので、注意してください。禁止するよりは、別の新しいことをして、興味をそちらに向けます。犬に長いリードをつけ、その範囲であれば、犬を自由にして見守ります。
  • そうして1箇所で適当に犬を自由にさせ、3ヶ所くらい移動して、少しずつ家の周りを慣らします。あなたは1回につき10~15分くらいで、家に帰ってきて、犬をサークルなどの犬の居場所に入れ、あなたは犬から離れましょう。しかし犬の様子に注意を払っていてください。あなたの犬は、
    • 犬は静かに横になっている
    • 犬はうろうろしている
    • うろうろしている犬は満足していません。犬が騒ぎ出す前にサークルから外に出して、上記のように探索をさせます。遊んでやってもいいでしょう。 何回それを繰り返すと、あなたの犬は静かになりますか?半日くらい外を探索しないと静かにならない犬もいます。 また天気の悪い日は静かにしている犬もいます。
  • 自分の犬がどのような性格の犬か理解し、それに合わせて、散歩の量と回数を考えてください。また犬を飼い始めの時には犬が必要としていることをかなえてやると、犬は飼い主を信頼します。そうしたら少しずつ犬にかまってやる時間を減らしていきましょう。
  • 少しずつですが犬に一匹で留守番もさせていきます。なんでも少しずつします。それを「馴らす」といいます。
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